そもそもメキシコビートルってなによという話。
そのために、まずはじめはVolksWagen TYPE1の説明から。
1938〜2003年まで製造されたVolks Wagen TYPE1。このうちドイツのヴォルフスブルクでも製造がされていたのが1979年の41年間。
そこから先の1980〜2003年の23年間はメキシコでは生産を継続。一部ブラジルでも生産があったらしい。
メキシコでは現地の国民車やタクシーとして広く利用され、このうちの一部は他国から「新車のビートル」として並行輸入が行われてきました。
このメキシコで生産がされていた時代にメキシコから並行輸入で各国へ持ち込まれたのがメキシコビートルやメキビーと呼ばれるビートルです。
ちなみに最後の生産は2003年7月30日。
ドイツ物のビートルと何が違うのかという話ですが
- インジェクションである
- 一部内装にゴルフ2の部品が使われている
- マフラーに触媒とO2センサががついてる
- イモビライザーがついてる
などなど上げ始めたらキリがないのですが、type1であるのは間違いないんです。
一部ドイツモノ愛好家からはメキビーかよと言われたりもあるとかなんとかですが・・・
正直、type1に詳しくない人からみたら全部同じtype1です。車に疎い人からみると古いクルマ扱いです。
ただメキシコビートルはtype1の中では年式が新しいだけあってボディの腐りなんかはドイツモノとは比較にならないくらい少ないことが多く、全体的なヤレ感も少ないことが多いです。
正直、エンジンやミッションなどの機関系はトラブってもどうにでもなりますが、ボディの腐りに関しては治そうと思ってもなかなか一筋縄ではいかないことも多いです。
となるとボディの腐りが少ないメキシコビートルってなかなか魅力じゃないですか?